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2013 年度 研究成果報告書

アスペルギルス・バイオフィルムに対する宿主免疫応答メカニズムの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 23791138
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 感染症内科学
研究機関長崎大学

研究代表者

今村 圭文  長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (90467960)

研究期間 (年度) 2011 – 2013
キーワードアスペルギルス / バイオフィルム / 免疫応答 / αーグルカン
研究概要

慢性肺アスペルギルス症は難治性疾患であるが、その原因としてバイオフィルム(BF)形成が挙げられる。本研究ではBFの構造解析と、宿主細胞との免疫応答に関する解析を行った。In vitroにおけるアスペルギルスBFモデルを作成し観察した所、BF形成時の菌体表面にはα-グルカンが強く発現していた。そこでα-グルカン溶解酵素を発育段階の菌に添加した所、BFの初期段階である菌同士の接着が強く阻害できた。また、同酵素と共培養した分生子は宿主細胞からのサイトカイン産生をより強く誘導した。以上のことから、α-グルカンはBF形成において重要な役割を果たしており、その溶解酵素はBF抑制に有用であると考えられる。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2014 2013 2012

すべて 学会発表 (6件)

  • [学会発表] α-glucanaseがAspergillus fumigatusの成長と宿主免疫に与える影響2014

    • 著者名/発表者名
      井手昇太郎、今村圭文, 他
    • 学会等名
      真菌症フォーラム
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2014-02-08
  • [学会発表] α-glucanaseがAspergillus fumigatusの成長に与える影響2013

    • 著者名/発表者名
      井手昇太郎、今村圭文, 他
    • 学会等名
      日本感染症学会総会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      20130605-06
  • [学会発表] α-glucanase Inhibits Conidial Agglutination of Aspergillus fumigatus and Promote Inflammatory Cytokine Production from THP-12013

    • 著者名/発表者名
      井手昇太郎、今村圭文, 他
    • 学会等名
      6^<th> Advances Against Aspergillosis
    • 発表場所
      スペイン
    • 年月日
      20130227-0301
  • [学会発表] α-glucanaseがAspergillus fumigatusの成長と宿主免疫に与える影響2013

    • 著者名/発表者名
      井手昇太郎、今村圭文, 他
    • 学会等名
      アスペルギルス研究会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2013-09-07
  • [学会発表] α-glucanaseがAspergillus fumigatusの成長に与える影響についての検討2012

    • 著者名/発表者名
      井手昇太郎、今村圭文, 他
    • 学会等名
      日本医真菌学会総会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      20121110-11
  • [学会発表] α-glucanaseがAspergillus fumigatusの成長に与える影響についての検討2012

    • 著者名/発表者名
      井手昇太郎、今村圭文, 他
    • 学会等名
      アスペルギルス研究会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2012-09-01

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公開日: 2015-06-25  

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