研究課題
若手研究(B)
申請者らは、シクロオキシゲナーゼ阻害薬を用いて、麻酔ラット脳室内に投与したGlucagon-like peptide-1(GLP-1)が、脳内プロスタノイド依存性に血中カテコラミンを増加させることを明らかにしてきた。本研究では脳室内投与したGLP-1による血中カテコラミン増加機構に、視床下部室傍核における内因性のプロスタノイドの産生が関与するか否かを、脳マイクロダイアリシス法にLC/MS/MS法を組み合わせたプロスタノイド一斉分析測定系を用いて検証した。GLP-1は、視床下部室傍核潅流液中のTxB2、PGE2および PGF2αを増加させたが、PGD2および15d-PGJ2は変化しなかった。
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小児高血圧研究会誌
巻: 9 ページ: 58-62