研究課題
若手研究(B)
多発性嚢胞腎(PKD)の病態には上皮間葉移行(EMT)が関与すると考えられる。本研究ではPKDにおけるEMTの情報伝達系を明らかにするとともに、その情報伝達系をターゲットとした病態特異的治療の可能性を検討した。CPKマウスにおいて、TGF-β/Smad3系は量的異常より質的異常が存在し、JNK/CDK4を介した核内pSmad3L/C作用によるc-Mycの発現増強が示された。さらに、Smad3ノックアウトとCPKのダブルミュータントを作製し、Smad3の修飾による疾患表現型の変化について検討した。これらの知見により、疾患特異的治療開発のための基礎データを収集した。
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別冊日本臨床新領域別症候群シリーズ
巻: 17 ページ: 600-602