1.チアノーゼ性心疾患では血小板P-selectin発現が亢進していることがわかった。2.チアノーゼ性心疾患では血小板凝集能が亢進していることがわかった。3.先天性心疾患において血栓塞栓症を合併した患者は血小板P-selectin発現が亢進していることがわかった。4.血小板活性化の因子として、短絡の有無、狭窄の有無、低酸素血症、多血症などと血小板活性化の関係を後方視的に調べた。血小板活性化の因子は、チアノーゼ、フォンタン手術であった。5.内皮機能低下のマーカーとして血漿トロンボモジュリンを測定した。血小板活性化の機序は、内皮機能の低下であることがわかった。
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