研究課題
若手研究(B)
PUVA処理で樹状細胞が制御性樹状細胞の性質を獲得した。その性質が、どのような機序で獲得したか検討した。トリプトファン代謝による細胞増殖の抑制をみるため、indoleamine 2,3-dioxygenase (IDO)の発現を定量PCR法にて測定したところ、樹状細胞のPUVA処理にて5倍以上の発現増加を認めた。PUVA処理が樹状細胞以外の他の血球、リンパ球(CD4、CD8、B220)にもその作用が及ぶか検討した。PUVA処理したリンパ球(CD4、CD8、B220)およびPUVA処理した樹状細胞と同系統の骨髄由来樹状細胞をstimulatorとして、混合リンパ球反応(MLR)を行った。結果、PUVA処理した樹状細胞とともにMLRを施行した群のみ、その反応は抑えられた。体外で樹状細胞を培養し、それにPUVA療法を施行して、体内に輸注する細胞療法がGVHDに対して有効な治療法となりうる可能性が示唆された。
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British Journal Haematology.
巻: volume 191 ページ: 599-602
doi:10.1111/bjh.12259
臨床血液
巻: volume 53(3) ページ: 337-341
http://ped.w3.kanazawa-u.ac.jp/