研究課題
若手研究(B)
早産児における気管支肺異形成(BPD)発症の予測に、CO 生成のマーカーである CO-Hb、NO 生成のマーカーである Met-Hb の変動が利用可能であるかどうかを検討した。中等度~重度 BPDを発症した児は生後 5~7 日の CO-Hb 値が軽度 BPD または BPD を発症しなかった児と比較して有意に高値であった。また、酸化ストレスマーカーである尿中 AOPP、8-OHdG も中等度~重度 BPD発症児では生後 5~7 日に高い傾向を示した。出生後早期の CO-Hb 値上昇は酸化ストレスによるヘムオキシゲナーゼ 1(HO-1)誘導を反映しているものと推察され、中等度以上の BPD 発症を早期予測するマーカーとして有用であると思われる。
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Pediatr Int.