研究課題
若手研究(B)
本研究により、未熟児貧血の児における、輸血時の脳血液量、脳内酸素飽和度の変化を示すことができた。特に脳血液量の絶対値の変化を示したのは、本報告が初めてである。脳血液量、脳内酸素飽和度は近赤外光時間分解測定装置を使用することで、ベッドサイドにおいて簡便に測定でき、新生児医療における脳モニターとして有用である。今後早期産児について、非貧血時から貧血の進行による変化も測定し、更に週数などの臨床背景による適正値を明らかにすることができれば、特に輸血療法の要否の判断が難しい血液ヘモグロビン濃度が10g/dL前後の児について、脳血液量、脳内酸素飽和度は輸血基準となりうる。
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Transfusion
巻: 53(7) ページ: 1459-67