研究概要 |
平成23年度は、計画書にある通り 研究に参加する統合失調症患者からの情報収集、器質因の除外を中心に行った。当施設に定期的に通院継続しているDSM-IV-TR の統合失調症の診断基準を満たし、かつ以下の 1)-3)の条件を満たす患者を40名抽出した1)調査時点で6か月以上、主剤(抗精神病薬)の変更なく安定した状態にある。2)定期的にPRL値を含む血液検査を受けており、症候性高PRL血症を示す。(PRL>18 ng/ml)3)これまでの病歴から、現在服用中の抗精神病薬の減量または変更が困難。上記40名全員に血液検査を行い、詳細に精神症状評価を行った。さらに、高PRL血症をもたらす器質因の除外を、MRI撮影・問診を施行し、ガイドライン(産婦人科ベッドサイドマニュアル、2006)に基づいて行った。Ishitobi M, Kosaka H, Shukunami K, Murata T, Wada Y. Adjunctive Treatment With Low-Dosage Pramipexole for Risperidone-Associated Hyperprolactinemia and Sexual Dysfunction in a Male Patient With Schizophrenia. Journal of Clinical Psychopharmacology. 2011;31(2):243-5.
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