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2011 年度 実施状況報告書

脳局所損傷と瀰漫性軸索損傷の症候学研究 <拡散テンソル強調画像を応用して>

研究課題

研究課題/領域番号 23791328
研究機関京都大学

研究代表者

上田 敬太  京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (60573079)

研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2013-03-31
キーワード脳損傷 / びまん性軸索損傷
研究概要

平成23年度は、3TMRIの撮像枠の取得が遅れ、新規の被験者の脳画像撮像は行わなかった。そのため、被験者への謝金は発生しなかった。一方で、局所脳損傷およびびまん性軸索損傷の症例は順調に集まり、臨床上必要な神経心理学的検査を中心に、データの収集を行った。これらのデータについて、一部予備的な解析を行い、平成23年11月11-12日に鹿児島で行われた第35回日本高次脳機能障害学会において、「交通外傷後約21年を経てびまん性軸索損傷と診断された頭部外傷性後遺症の1例.~病識に関する1考察~」(発表者:京都大学医学部附属病院作業療法士 山脇理恵)「外傷性脳損傷後の社会機能に関連する認知機能障害・抑うつ症状の検討」(発表者:神戸大学大学院保健学研究科リハビリテーション科学領域 生方志浦)の発表を行った。撮像枠については、年度末から取得し、撮像の開始を行っている。現在のところ通院中の約50名程度の被験者から研究参加の承諾を得ており、月に10例程度の撮像を順次予定していっている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

3TMRIの撮像枠の取得が遅れたため、脳画像データについては計画よりも遅れている。一方で神経心理データは、デモグラフィックデータも含め、順調に収集できている。平成24年度4月からは撮像枠もほぼ月に10件程度入ることから、脳画像データについてもほぼ予定通り収集できる見込みとなった。

今後の研究の推進方策

神経心理データについては平成23年度にある程度収集を行ったため、平成24年度は神経画像データを中心にデータ収集を行い、年度後半で解析、発表を行っていく予定である。

次年度の研究費の使用計画

平成23年度は、診療に必要な神経心理課題を中心にデータをとったため、被験者に対する謝金は発生しなかった。一方で研究費は、神経心理データの解析・発表、および神経画像データの解析に必要なコンピュータなどに使用した。平成24年度は、すでにコンピュータなどの装置は購入済みのため、予算の多くを被験者に対する謝金に充てていく予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2012 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 頭部外傷後に生じる精神症状と行動変化2012

    • 著者名/発表者名
      上田敬太 村井俊哉
    • 雑誌名

      精神科治療学

      巻: 27(3) ページ: 299-305

  • [学会発表] 交通外傷後約21年を経てびまん性軸索損傷と診断された頭部外傷性後遺症の1例.~病識に関する1考察~

    • 著者名/発表者名
      山脇理恵 上田敬太
    • 学会等名
      第35回日本高次脳機能障害学会
    • 発表場所
      鹿児島
    • 年月日
      平成23年11月11日
  • [学会発表] 外傷性脳損傷後の社会機能に関連する認知機能障害・抑うつ症状の検討

    • 著者名/発表者名
      生方志浦 上田敬太
    • 学会等名
      第35回日本高次脳機能障害学会
    • 発表場所
      鹿児島
    • 年月日
      平成23年11月11日

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公開日: 2013-07-10  

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