研究課題
若手研究(B)
統合失調症を発症前に診断する方法を確立することを目的とした。「こころのリスク・統合失調症外来」を受診した患者のうち、発症危険状態と診断された 7 名について 1 年にわたり症状の経過観察を継続した。経過観察期間中 7 名のうち 3 名が統合失調症と診断された。これら 7 名の患者から初診時に採取した末梢血を用いて、マイクロアレイによる網羅的な遺伝子発現解析を行い、統合失調症に移行した群としなかった群で発現に差がある遺伝子を検索したが、genome-wide significance を満たす P 値を検出した遺伝子はなかった。本研究では、統合失調症の発症を予測するバイオマーカーは発見できなかったが、今後さらにサンプルを増やして検討する予定である。
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Curr Neuropharmacol
巻: 9(1) ページ: 190-4
巻: 9(1) ページ: 183-9
巻: 9(1) ページ: 169-75
巻: 9(1) ページ: 163-8