空間の物体をどのように脳が認識しているのか調べる事を目的として、PCモニター上で3次元的に物体を動かし、その最中の脳血流変化を計測した。健常者44名(女性9 名)から、頭頂葉、前頭葉におけるNIRSによる脳血流の変化を記録した。データ解析により、視空間課題で賦活するといわれている頭頂葉楔前部とその部位と神経結合が示唆されている右上内側前頭回にて、応答を示す割合が有意に高た。当初の予定では、認知症患者からも計測を行う予定であったが、血流変化のパターンは個人差が大きかったため、まずは健常者のみでデータ解析、結果発表した。
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