研究課題
若手研究(B)
新たに統合失調症との関連が示された小胞輸送関連遺伝子HPS4と認知機能及び臨床症状の関連を、240名の統合失調症患者と年齢・性別を群間でマッチングした240名の健常者を対象として解析した。HPS4の遺伝子多型は統合失調症患者の遂行機能及び健常者のワーキングメモリと関連することが明らかになった。一方で、HPS4の遺伝子多型と陽性・陰性症状評価尺度のスコアとの関連は認められなかった。また、HPS4はマウスの脳において海馬CA1・CA3錐体細胞層と内側手綱核に発現が認められた。本研究により、HPS4遺伝子が統合失調症患者における遂行機能の障害に関与する可能性が示唆された。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (6件)
BMC Psychiatry
巻: 13:276
10.1186/1471-244X-13-276
Psychiatr Genet
巻: 23(4) ページ: 163-73
10.1097/YPG.0b013e32836130a9