近年、糖尿病を中心とした生活習慣病が増加傾向にある中、食事療法に加えて運動療法が注目されている。運動療法をより効果的に実施するためには、その効果を客観的に評価する手法を確立しなければならない。本研究では、骨格筋における磁気共鳴スペクトロスコピー(magnetic resonance spectroscopy:MRS)と拡散テンソル画像(diffusion tensor imaging: DTI)、および体組成・生化学データから、骨格筋における運動効果を多角的に評価する手法を確立した。この手法は、糖尿病を中心とした生活習慣病等の診断目的や運動療法等の治療効果の評価に応用できると考える。
|