研究課題/領域番号 |
23791396
|
研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
加藤 弘之 群馬大学, 重粒子線医学推進機構, 助教 (30334121)
|
キーワード | QOL / 有害事象 / 放射線治療 / 重粒子線治療 / 前立腺癌 |
研究概要 |
平成23年度の研究実施計画に基づき,質問紙票による従来のHRQoL調査法を用いて,コントロールとなるHRQoL評価データを収集する目的で,群馬大学で炭素イオン線治療による根治的放射線治療を行った前立腺癌患者を対象とし,国内での妥当性試験が行われ,評価が確立しているHRQoL調査方法である,SF-8(包括的HRQoL測定尺度)と,EPIC(前立腺癌特異的HRQo L測定尺度)の日本語版質問紙票を用いてHRQoL調査を行った.HRQoL調査は,変化を解析する際の基準となる治療開始前,急性期障害による差がでると予測される治療終了時,さらに治療後の急性期障害の回復が期待される治療開始後90日後に行った. 平成24年度の研究実施計画に基づき,HRQoL調査票の各項目について患者本人が入力可能なサーバー・クライアント型のデータベース・システムを構築し,質問紙票によらないHRQoL評価データを収集した.
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初の研究計画とやや異なる分析・評価が行われたが,平成23年度の研究目的である.質問紙票による従来のHRQoL調査法での,コントロールとなるHRQoL評価データの収集と分析は十分行えたと考える.平成24年度は,平成23年度のシステム開発・導入が、ITシステムの基本ソフト(OS),データベースソフトウェア,ハードウェアの予期されぬ更新があり,システム導入,開発予定が延期されたため,当初より平成23年度から予定されていたIT化されたHRQoL調査システム開発とシステム構築を行った.
|
今後の研究の推進方策 |
平成23年度のシステム開発・導入が、ITシステムの基本ソフト(OS),データベースソフトウェア,ハードウェアの予期されぬ更新があり,システム導入,開発予定が延期されたため,平成23年度に予定していたIT化されたHRQoL調査システム開発とシステム構築が遅延し平成24年度にずれ込んだため,データ収集・解析作業が残っており,今後は平成23年度および平成24年度に収集してきたHRQoL評価データの解析を行う予定である.
|
次年度の研究費の使用計画 |
平成23年度のシステム開発・導入が、ITシステムの基本ソフト(OS),データベースソフトウェア,ハードウェアの予期されぬ更新があり,システム導入,開発予定が延期されたため,平成23年度に予定していたIT化されたHRQoL調査システム開発とシステム構築が遅延し平成24年度にずれ込んだため,データ収集・解析作業が残っており,平成25年度は,平成23年度および平成24年度に収集してきたHRQoL評価データの解析および発表を行う予定である.
|