研究課題/領域番号 |
23791399
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
畑 純一 東京大学, 医学部附属病院, その他 (00568868)
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キーワード | MRI / Pulse Sequence / Elastography / Skeletal Muscle / 硬さ / 運動機能 |
研究概要 |
本年の計画はMREシステムの構築,新しいパルスシーケンスの設計・実装,また,そのパルスシーケンス評価の試みである. MREを撮像するための重要なシステムの一つに振動機がある.本研究では幾種類か振動機序があるなか音圧を利用したシステムとその制御装置を作成した.また,前年度パルスシーケンス開発の環境構築とパルスシーケンスの基礎評価を行ったが,これをもとに,パルスシーケンスの改良開発,調整を行った. パルスシーケンスの特性評価,MREシステムの特性評価として,アガロース等方性ファントムと下腿部骨格筋を対象として骨格筋における硬さの異方性を評価した内容を日本磁気共鳴医学会にて報告した.また,関連パルスシーケンスの特性をシミュレートした内容を日本放射線技術学会にて報告した.また,前年度の研究を論文とし執筆した.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成24年度の研究計画はMREシステムの構築,新しいパルスシーケンスの設計・実装,また,そのパルスシーケンス評価の試みとした. MRE撮像システムの環境構築には振動システムと制御システムの作成が必要となる.振動システムは音圧利用そ対象に振動を加える装置の作成を行った.前年度パルスシーケンス開発の環境構築とパルスシーケンスの基礎評価を行ったが,これをもとに,パルスシーケンスの改良開発,調整を行った. パルスシーケンスの特性評価とし,アガロース等方性ファントムと骨格筋を対象として骨格筋における硬さの異方性を評価した内容を日本磁気共鳴医学会にて報告した.また,関連パルスシーケンスの特性をシミュレートした内容を日本放射線技術学会にて報告した.また,前年度の研究を論文とし執筆した. これらの研究内容により当該年度はおおむね順調に進展したと考える.
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今後の研究の推進方策 |
平成25年度は前年度にした関連パルスシーケンスの特性評価,骨格筋機能評価への特性を学術大会にて報告する.また,論文を執筆する.加え前年度に評価しきれなかった範囲,またパルスシーケンスの改善を行う方策とする.
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次年度の研究費の使用計画 |
次年度の研究費に使用計画とし,パルスシーケンス開発環境更新のためのコンピュータに充てる.また,学術大会にて研究報告を行うための旅費,論文作成のための印刷費等に充てる計画である.
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