研究概要 |
この研究では,IVIM-DWIモデルを用いて組織潅流を定量する新たなMR撮像方法の開発を行った.まずモデルの近似法について,整合性,再現性の検討を行い,続いた臨床例への応用の初期検討を行った. 近似法の検討では非線形フィットを用いる場合と線形フィットのみを繰り返す場合で結果が大きく異なり今後の研究の課題となった.臨床例での検討では腎機能低下群では拡散を反映した計測値(D*)が有意に低く,腎血流を間接的に評価することができる可能性が示された. 結論;IVIM-DWIは組織潅流を非侵襲的に定量できる可能性のある手法である.
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