肝細胞特異性造影剤であるガドキセト酸ナトリウムを用いた核磁気共鳴(magnetic resonance, MR)画像を用いて肝血流動態・機能を分離独立して評価することが可能なコンパートメントモデル解析手法を確立し,コンパートメントモデルを簡略化して導き出される定量的肝予備能の指標である Hepatocellular Uptake Index (HUI) の概念を確立させた.HUI は標準的な定量的肝予備能評価であるインドシアニングリーン(ICG)負荷試験結果と良く相関し,HUI より派生する remnant HUI (rHUI) を用いて部分肝予備能の予測が可能である.
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