研究課題
若手研究(B)
本研究では、高分子多糖類を用いた新たな塞栓物質の開発とその薬剤溶出能の程度および塞栓物質の塞栓能について検討した。アルギン酸ナトリウムと塩化カルシウムを架橋させる事により球状物質を作成した。この球状物質を作成するのにあたり、濃度を変えながら、球状物質の物性を計測することで、アルギン酸カルシウムビーズの最適な作成条件を検討した。また、抗がん剤の塩酸エピルビシンを含有させ、薬剤溶出能を検討した。その後、動物実験によりアルギン酸カルシウムビーズが、血管や臓器に与える塞栓能を評価した。