糖尿病患者は予備軍を含め2200万人と推計され、アルツハイマー病(AD)の有病率も健常者と比較して高いことが明らかとなっている。近年、アミロイドβタンパク質を画像化する手法(アミロイドイメージング)が確率され、ADの発症前診断が可能になることが期待されている。 本研究では糖尿病群7例、コントロール13例に対しPiB-PET検査を行い、大脳皮質の分布容積比を検討した。糖尿病群のPiB indexは1.12±0.07、コントロール群では1.10±0.06と両群に有意差はなかった。ただし、症例数が限られていたこと、高齢のためコントロール群でも高集積だったことが影響している可能性がある。
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