RI標識抗HIF-1抗体の心筋梗塞モデルラットにおけるイメージングに関する研究を行った。初年度から次年度での急性心筋梗塞モデル作成によるイメージングでは明瞭に描出できたが、慢性期モデルでは描出が困難であった。HIF-1は虚血性障害により代謝が遅延されイメージングに有効と考えられたが、虚血障害が慢性化した状態では発現が低下している可能性が示唆された。また梗塞モデル作成時にラット心の冠動脈を完全結紮するモデルと結紮後に開放し梗塞後再灌流モデルを作成しイメージングを試みたところ、完全結紮モデルではイメージングによる描出が困難であった。
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