研究課題
若手研究(B)
本研究では、放射線誘発性ATP 放出を介した癌の放射線抵抗性誘導機構ならびにATP 選択的受容体(P2 受容体)を標的とした新規放射線増感剤の可能性について検討した。その結果、^<131>I 標識抗体による細胞外ATP 放出とP2Y_6 受容体を介した放射線抵抗性の誘導を見出し、さらにP2Y_6 受容体阻害薬が ^<131>I 標識抗体の細胞増殖抑制効果を促進すること発見した。以上より、P2Y_6 受容体阻害薬の新規放射線増感剤としての可能性を見出した。