研究概要 |
検討主要組織適合抗原(MHC)が不一致であるBalb/c(H-2d)マウスからC3H/He(H-2k)マウスへの膵島移植を既に確立された方法(池本、平成17-19年度科学研究費補助金 課題番号17790918 若手研究(B))で行った。この組み合わせの膵島移植は免疫抑制剤なしでは拒絶され生着しない。DST(C3H/He由来のsplenosytes,108個、尾静脈より)を行った後のレシピエント体内のTreg populationを経時的に計測する(immunomonitering)。【実験群】(1)コントロール群 (PBS投与群)(2)DST群 (whole splenocytes108個投与群)の2群において下記の項目を検討する.【検討項目】(1)膵島移植片生着日数(血糖計測にて評価) (2)経時的レシピエント体内Treg(Foxp3+CD4+CD25+Tcell)比率(Day0,Day3,Day5,Day7,Day10,Day14,Day 21)のFACs解析 (3)DST後のTregをMagnetic cell sorting system(MACS)により分離・精製し、リンパ球混合試験(stimulatorとして誘導されたTreg,responderとしてnaïve C3H/He:donor strain,naïve Balb/c:recipient strain, naïve C57/Bl6:3rd partyのリンパ球を用いる)を行い、ドナー特異的であるかどうかを検討する。上記を解析し経時的にいつが最も効果的にドナー特異的Tregを誘導できるかを検討した。
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