研究課題
生体におけるMMRの役割を検討するため、MMRの生体内における発現動態を調べた。材料として健常被験者の末梢血単核球のtotal RNAを試料とし、ヒトMMR1とMMR2の発現をリアルタイム-PCR法より検討した結果、末梢血単核球においてこれらの発現は単球に認められた。マウスでの結果と同様に、リガンドとするHLAが陽性である被験者においてはMMR1,2のmRNA発現が抑制されている可能性が示唆された。特にヒト末梢血単核球を用いて、80種類のHLAタンパクが固定化されたマイクロビーズによる結合試験を行うと、陽性の末梢血単核球ではヒトMMR1,2のリガンドとするHLAに結合が見られ、また陽性、陰性の末梢血単核球ともに自己HLAに対しての結合は認められず、他のHLAに対するMMRの発現も示唆された。
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Plast Reconstr Surg Glob Open. 2015 Apr 7;3(3):e328
巻: 3(3) ページ: 1-9
10.1097/GOX.0000000000000284. eCollection 2015