研究課題
若手研究(B)
乳癌の一部では腫瘍周囲の癌間質線維芽細胞(CAFs)が、エストロゲンを合成し、エストロゲン受容体(ER)を活性化することで増殖する。今回の解析から、CAFsの癌抑制遺伝子の異常は希な現象で、ER活性化能がこれらとは独立して制御されることを明らかにした。また、ER活性化能の低いCAFsは乳癌細胞株との共培養により複数の液性因子を産生し、これらが乳癌の増殖促進因子の一つであることを明らかにした。この液性因子によるリン酸化の解析から、当該カスケードは診断補助のマーカー候補となり得ることが示唆された。
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Biochem Biophys Res Commun
巻: 428 ページ: 259-63