Ｂｅｖａｃｉｚｕｍａｂ耐性大腸癌に対するＩｔｒａｃｏｎａｚｏｌｅ併用療法の有用性

2012 年度 実績報告書

• 研究課題/領域番号: 23791556
• 研究機関: 名古屋市立大学
• 研究代表者: 原 賢康 名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (80528860)
• キーワード: 抗血管新生 / VEGF / Bevacizumab耐性

研究概要

ItraconazoleのmTOR inhibitorとしての作用をWestern blotにて確認し得たことで、Itraconazoleによる坑腫瘍効果が血管内皮細胞への直接作用であるのか、腫瘍間質細胞への作用による血管増殖因子の放出抑制であるのかとの疑問が生じた。そこでfibroblastにItraconazoleを投与しmulticytokine assayを施行、血管増殖因子の放出抑制を認めなかったため血管内皮細胞への直接作用であると結論づけた。
現在結果をまとめ、執筆中であり投稿間際の段階である。

研究成果

• [雑誌論文] Laparoscopic intersphincteric resection with a SILS port for very low rectal cancer: a case report. (2012)
  • 著者名/発表者名: Hara M
  • 雑誌名: Surg Laparosc Endosc Percutan Tech 巻: 22 ページ: e138-141
  • DOI: 10.1097/SLE.0b013e318248b446
  • 査読あり
• [雑誌論文] Transvaginal resection of a rectal gastrointestinal stromal tumor. (2012)
  • 著者名/発表者名: Hara M
  • 雑誌名: Surg Today 巻: 42 ページ: 909-912
  • DOI: 10.1007/s00595-012-0215-8
  • 査読あり
• [雑誌論文] Simple laparoscopic technique of transverse loop colostomy prolapse. (2012)
  • 著者名/発表者名: Takahashi H
  • 雑誌名: Surg Laparosc Endosc Percutan Tech 巻: 22 ページ: e263-264
  • DOI: 10.1097/SLE.0b013e31825cb90b
  • 査読あり
• [学会発表] 効率的かつ安全ながん化学療法レジメンシステムの構築と運用
  • 著者名/発表者名: 佐藤幹則
  • 学会等名: 第112回日本外科学会定期学術集会
  • 発表場所: 幕張メッセ（千葉県）
• [学会発表] 抗インターロイキン6受容体抗体の大腸癌細胞に対する抗腫瘍効果
  • 著者名/発表者名: 長﨑高也
  • 学会等名: 第112回日本外科学会定期学術集会
  • 発表場所: 幕張メッセ（千葉県）
• [学会発表] 進行･再発大腸癌に対するベバシズマブ併用症例の検討
  • 著者名/発表者名: 佐藤幹則
  • 学会等名: 第67回日本消化器外科学会総会
  • 発表場所: 富山国際会議場（富山県）
• [学会発表] 当院における集学的術後感染症対策
  • 著者名/発表者名: 高山 悟
  • 学会等名: 第67回日本消化器外科学会総会
  • 発表場所: 富山国際会議場（富山県）
• [学会発表] 抗インターロイキン-6レセプター抗体の抗腫瘍作用 直接作用と癌間質相互作用について－続報－
  • 著者名/発表者名: 長﨑高也
  • 学会等名: 第71回日本癌学会学術総会
  • 発表場所: ロイトン札幌（北海道）
• [学会発表] 当院における早期大腸癌の治療戦略
  • 著者名/発表者名: 高山 悟
  • 学会等名: 第67回日本大腸肛門病学会学術集会
  • 発表場所: 福岡国際会議場（福岡県）