研究課題
若手研究(B)
肺に対する凍結端子および外筒についてカーボン、銅、アルミニウムといった材質を検討したが、いずれも熱伝導面での優位性はあるも、強度の点で問題があった。耐久性やコストの検討から現状ではステンレス鉄製が最良と考えられた。肺は実質臓器ではあるが、気相と液相が臓器内に存在し、気相と液相では熱伝動が著しく異なる。一度凍結された肺組織は肺水腫をきたし、気相は消失する。これにより初回と2回目以降凍結時の熱伝動は劇的に変化する。このため肺の熱伝導特性の検討が重要と考えられた。