研究課題
若手研究(B)
放射線線量を減量した集学的治療を行った小児髄芽腫患者の中で、長期follow upが可能な症例に経時的な高次脳機能検査(WAIS-R、WISC-R)を行った。治療後から測定までの期間は3~7年(平均4.75年)であった。再発例を除く症例ではtotal IQ:83.6±10.6、verbal IQ (VIQ): 94.4±8.6、performance IQ (PIQ): 74.8±12.8であった。VIQに比してPIQは低下しやすい傾向があり、特に知覚統合、処理速度の低下が認められた。小脳症状、脳神経症状の訴えが強い患児はPIQが低い傾向があった。治療時年齢とIQとの有意な相関は認めなかった。
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Int J Clin Oncol
巻: 16(3) ページ: 230-237