研究概要 |
摘出脳腫瘍標本における遺伝子変異解析:九州大学脳神経外科手術症例のうち、神経膠腫162例に対して、capillary sequencerを用いてIDH1/2変異解析および1p,19q 10, 17p のLOH解析を行い、臨床像や予後との関連を検討した。IDH1に変異を認めるprimary glioblastomaは特異的な臨床像を呈することが判明し、またgrade IIIのoligodendroglial tumorにおいては、IDH変異と1p/19q LOHの結果から臨床経過が明確に異なる3つのタイプに分類できることを示した。次世代シークエンサーを用いた脳腫瘍幹細胞における網羅的遺伝子変異解析:九州大学脳神経外科における摘出腫瘍から確立した、神経膠芽腫の腫瘍幹細胞株4例を対象に、TruSeq_Amplicon_Cancer_Panelを用いてアンプリコンPCRを行いillumina miSeq にてシークエンスを実施し、CLC Genomics WorkBenchを用いてマッピングおよび変異解析を行った
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