移植細胞は多く脳内へmigration しており、静脈内投与の約40倍の効率であった。また、虚血部位への細胞のhomingは炎症性サイトカインと相関性が強く、より急性期の投与においてhoming する細胞が多かった。梗塞後7日を経過すると脳内へのmigration はほとんど見られなかった。また、動脈内投与で危惧されるembolic strokeについては血流を維持した状態であれば影響が少ないことが判明した。移植タイミングによる検討では、急性期投与は主に脳保護作用を、亜急性期投与は神経再構築を主な作用点として行動学的改善が得られた。
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