カオリン誘発性水頭症モデルラットを用いて、水頭症発症時に異所性に増加している水チャンネル・Aquaporin 1(AQP1)を、RNA interference (RNAi)を用いてノックダウンすることにより、AQP1 が水頭症形成にどのような影響を及ぼすか検討した。その準備として、ウェスタンブロットに適したウサギ抗 AQP1 血清の調製と、ノックダウンに適した siRNA の配列を見出すことが出来た。しかし、in vivo RNAi を実現するための投与法については、本期間内に適切な方法を見出すことが出来ず、その確立が今後の課題となった。
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