研究課題/領域番号 |
23791649
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
田代 泰隆 九州大学, 大学病院, 特別教員 (70567362)
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キーワード | 画像重畳 / Augmented Reality / 3次元医用画像処理 / 手術シミュレーション / 前十字靭帯 / 可視化 / 膝関節手術 / 関節鏡手術 |
研究概要 |
3次元医用画像処理・編集ソフトウェア(Mimics)を用いて、骨・関節のCTおよびMRI画像より3次元への再構築と冠状面・矢状面へのMPR処理が可能となった。3次元空間およびMPR画面の双方から病変部や十字靭帯付着部といった関心領域を正確に把握して、指定することが可能となり、十字靭帯再建術における手術シミュレーションを行った。この技術とAugmented Reality(拡張現実)による画像重畳技術を組み合わせることにより、病変部や十時靭帯付着部などの関心領域を可視化できるようになった。 上記の実績についてコンピュータ支援手術の学会に報告し、また、欧文雑誌へ投稿中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
現在までの研究成果により、術前の医用画像を高い精度で3次元処理したのちに、関心領域の細やかな仮想画像を内視鏡モニタ上に再現し、一定の正確さをもって現実の構造へと重畳することで、関節鏡手術におけるAugmented Reality技術を用いた関心領域の可視化が可能になった。 また、3次元医用画像処理・編集ソフトの3D条件およびMPR処理画像やシミュレーション機能を用いることで、臨床例おける関節構造物の正確なターゲティングや切除・掘削といった一定の変形シミュレーションも可能になっている。
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今後の研究の推進方策 |
研究最終年度の4月現在、これまでの研究成果について、現在査読ありの一流欧文誌(The Journal of Arthroscopy)へ投稿中であり、今年度中の掲載を目指す。また、国際学会(9th Biennial ISAKOS Congress)および国内学会(第5回日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会)へ発表する予定である。
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次年度の研究費の使用計画 |
上記国際学会・国内学会への旅費・参加費および論文の英文校正と投稿掲載料として使用予定。
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