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2012 年度 研究成果報告書

ヒストン脱アセチル化酵素阻害剤SAHAのオートファジー細胞死誘導機構の解析

研究課題

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研究課題/領域番号 23791660
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 整形外科学
研究機関九州大学

研究代表者

岡田 貴充  九州大学, 大学病院, 助教 (70525550)

研究期間 (年度) 2011 – 2012
キーワードautophagic cell death
研究概要

多剤耐性骨肉腫細胞株にSAHAを投与し電子顕微鏡にて細胞内オルガネラを観察すると、SAHAはautophagic cell deathを誘導させる際には、細胞内にautophagosomeと呼ばれる器官の形成を促進させることが確認できた。Autophagosomeを形成する際に発現上昇を認めるタンパクとしてLC3(Microtuble-associated protein 1 light chain)-I、LC3-II、Beclin1が知られているが、SAHAはMNNG/ADR細胞株においてLC-3、Beclin1濃度依存的な発現の上昇を認めた。以上のことからSAHAは多剤耐性骨肉腫細胞株において細胞死を誘導する際、autophagyを誘導することを示す事ができた。続いて細胞周期の検討を行ったところ、SAHAはapoptosisを誘導する骨肉腫細胞株MNNGにおいてはSub-G1分画を増加させるが、autophagic cell deathを誘導するMNNG/ADRにおいてはG2/M分画の上昇を認めた。Autophagyを誘導する際に細胞周期をG2/M期に誘導することが分かったが、そのタイミングに付き検討を行ったところBeclin1等のタンパク誘導時期とG2/M導入時期がほぼ同時期であることが確認できた。さらにこれらの関連について検討中である

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公開日: 2014-09-25  

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