研究課題
若手研究(B)
従来、硬さ制御には細胞毒性がある架橋剤を用いるために、3次元での培養はできなかった。分子鎖が切断されていない非分解性ゼラチンは30℃でらせん構造を回復しやすく、コラーゲン線維に類似する線維を形成することを確認した。非分解性ゼラチンに含まれる線維形成成分を特定し、コラーゲンの取り扱いでタブーとされてきた熱変性を利用した新しい高強度コラーゲン線維ゲルの作製方法を開発した。高強度コラーゲン線維ゲルは、組織工学や再生医療のための、より耐久性のあるハイドロゲルを提供することが期待される。
医歯薬学