ＧＡＢＡ作動性ニューロンの可視化による成長期の脳神経回路構築への麻酔薬の影響

2013 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 23791685
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 麻酔・蘇生学
• 研究機関: 群馬大学
• 研究代表者: 久保 和宏 群馬大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (80546531)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• キーワード: 麻酔薬 / GAD65 / GAD67

研究概要

GABA合成能が低下したGAD65ノックアウトマウスを用いて侵害刺激閾値を調べるためにホットプレートテスト、テールドロップテスト、フォルマリンテストを行った。ホットプレートテストでは有意な差を観察することができたがテールドロップテストでは差が見られなかった。フォルマリンテストの結果もGABA放出能の低下は上位中枢での閾値の変化をもたらすことが示唆される。これらの結果は、今後、成長過程でのGABAA受容体を介する麻酔薬の影響を調べるうえで重要なデータをなりうる。