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2012 年度 実績報告書

下行性疼痛抑制メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 23791693
研究機関信州大学

研究代表者

杉山 大介  信州大学, 医学部附属病院, 特任研究員 (40467189)

キーワード下行性痛み抑制系 / 青斑核 / ノルアドレナリン / in vivoパッチクランプ
研究概要

<ラット青斑核ノルアドレナリン細胞からのin vivoパッチクランプ記録の確立>
本研究では,ラットを用いて青斑核神経細胞からin vivoパッチクランプ法を用いてシナプス応答を解析することにより,ノルアドレナリンによる下行性疼痛抑制系のメカニズムを解明することが目的である.脳幹青斑核からのin vivoパッチクランプ記録の方法確立をめざし実験を行った.その結果ラット脳幹青斑核神経細胞からのin vivo whole-cell記録に成功した.これまでに青斑核神経細胞からのin vivo whole cell記録の報告はなく、閾値下のシナプス応答は不明な点が多かったが,今回成功した方法を用いることにより,下行性疼痛抑制系におけるノルアドレナリン起始核である脳幹青斑核神経細胞のシナプス応答を詳細に検討し,下行性抑制系のメカニズムを解明することが可能となった.
<in vivoパッチクランプ記録を用いて,青斑核ノルアドレナリン細胞の電気生理学的性質を解析>
脳幹青斑核からのin vivoパッチクランプ記録法を使用して,青斑核ノルアドレナリン細胞の電気生理学的特性を解析する実験を行った.これまでは細胞外記録などにより,活動電位の頻度からしか青斑核細胞の性質を解析できなかったが,今回の方法により閾値下の興奮性シナプス後電流や抑制性シナプス後電流を記録できた.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 下行性ノルアドレナリン痛覚抑制機構とその活動制御2012

    • 著者名/発表者名
      古江秀昌,井本敬二,杉山大介,他
    • 雑誌名

      麻酔

      巻: 61増刊 ページ: s30-s40

    • 査読あり

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公開日: 2014-07-24  

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