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2011 年度 実施状況報告書

術中覚醒を減少させるための麻酔関連薬剤の薬物動態力学研究

研究課題

研究課題/領域番号 23791733
研究機関防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究

研究代表者

増井 健一  防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究, 病院, 講師 (20303430)

研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2014-03-31
キーワードプロポフォール / 薬物動態 / 麻酔
研究概要

当該年度は、研究に必要となるソフトウェアの開発を行った。本研究では、研究に協力して頂く患者さんにプロポフォールの投与するときに、コンピュータソフトウェアとシリンジポンプ(薬剤を充填したシリンジを指定速度で投与するための機器)を使用する。シリンジポンプでプロポフォールを投与する際には、本研究においては投与速度を頻繁に変更する必要があるため、コンピュータソフトウェアによるシリンジ操作の必要がある。したがって、ソフトウェアからコンピュータソフトウェアに命令を適切に行うことが大変重要である。したがって、コンピュータソフトウェアからシリンジポンプに動作の命令をした場合に、シリンジポンプにうまく命令が伝わるよう、ソフトウェアの動作とシリンジポンプの動作を厳密に制御する必要がある。本研究で利用するRugloop IIは、シリンジポンプを制御できるコンピュータソフトウェアであり、世界中で研究用途に利用されている。しかし、本研究で必要とするような、通常の臨床では必要とされないレベルの緻密な投与の制御機能を備えていなかった。そこで、Rugloop IIの開発者に開発を依頼した。開発は、本研究で必要な機能を満たすための条件を開発者に伝え、試作品を開発し、それを本研究の主任研究者がチェックする、というステップを繰り返すことで行った。緻密な制御を行うためのコンピュータソフトウェアプログラムのアルゴリズム作成には、当初の予想より時間を必要としたが、開発は終了した。開発したソフトウェアは、同意のもと患者さんへのプロポフォール投与に用いるため、開発終了後にもソフトウェアの検証を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本研究に使用するソフトウェアの開発に時間がかかったため。

今後の研究の推進方策

研究に使用するソフトウェアの準備が終わったので、データの収集を開始する。第一段階のデータの収集には10か月前後必要と予想される。次の段階の研究をより意味のあるものにするため、本年度は海外の研究協力者との打ち合わせと、国内外の学会参加を予定している。

次年度の研究費の使用計画

収集したデータを解析するために、薬物動態解析ソフトウェア、解析のためのコンピュータ環境、分析機器の購入を予定している。

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公開日: 2013-07-10  

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