研究課題
若手研究(B)
進行尿路上皮癌においては、抗癌剤により、一時的には良好な治療効果を示すものの、長期生存率は極めて低い。これは、少数の癌幹細胞成分が残存し、再燃を来すためと考えられている。本研究では、尿路上皮癌幹細胞の分離・同定の上、抗癌剤抵抗性の検証、およびそのメカニズムを解析し、癌幹細胞を標的とした治療戦略の構築を目指した。その結果、低濃度のHSP90阻害剤を用いることにより、抗癌剤抵抗性克服の可能性が示され、進行尿路上皮癌患者における治療成績改善に寄与する可能性が示唆された。
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International Journal of Cancer
巻: 131巻 ページ: 987-96
DOI:10.1002/ijc.26475.