研究課題
若手研究(B)
S100 ファミリー遺伝子発現様式を、膀胱癌細胞・臨床検体を用い、臨床病理組織学的所見と合わせて検討を行った。膀胱癌細胞株 T24(p53 変異株)および肺癌細胞株 H1299(p53 欠損株)を用いmRNA の発現を確認したが、HEK293 細胞と比較し S100A2 では T24 で過剰発現を認めた一方、S100A4 では H1299 で発現低下をみたが T24 では腎癌細胞株と差がなく、2 つの遺伝子は全く異なる変化を示していた。ヒト膀胱癌 30 例では、S100A2 では腎癌と異なりほぼ全例で mRNA 発現が認められたが、臨床病理データとの関連ははっきりせず。T2 以上の浸潤癌で S100A10 発現減弱が 3/4 例である一方、pT1 のうち 6/8 例は S100A10 は減弱していなかった
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