研究概要 |
HIF-1αkd miceとWILD type miceのIRIモデルの腎sample(虚血再灌流なし、再灌流後6h、12h、24hの時点で腎sample)より、腎尿細管をマイクロダイセクションにて採取、total RNAを抽出し、DNAマイクロアレイを行った。網羅的遺伝子発現解析の分析からストレス応答や免疫応答、細胞・組織修復に関係していると考えられる遺伝子がいくつか存在することが分かり、そのうちA遺伝子をピックアップし分析を行なった。まずin vitroにおける確認実験として、細胞(HK-2細胞:正常ヒト近位尿細管上皮細胞細胞)を用いて低酸素1%24h後、再酸素化5%で培養し3,6.12,24,36,48h毎のRNAを抽出した。real time PCRにてA遺伝子の発現を確認したところ、24hでA遺伝子の発現が顕著にあがっていることが確認された。Western blot においてもタンパクレベルで同様の発現が確認できた。今後この系を確立しCHAC1の機能解析を行う予定である。
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