in vitro では、ラットの腎筋線維芽細胞 NRK-49F の MRTF の活性を siRNA でノックダウンすると、NRK-49F は筋線維芽細胞としての形質を失い、細胞外基質の分泌能を低下させることが Western blot 法、phalloidin 染色法の結果から証明できた。また、生体内での MRTF分子の腎間質線維化制御への関与については、片側尿管閉塞マウスモデルを用いて腎線維化を誘導する際、MRTF の siRNA で MRTF の活性を落とすことによって、腎間質線維化阻害効果が得られるかどうかを現在検証中である。
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