研究課題
若手研究(B)
ペプチドワクチン療法を実施した臨床検体を用いて、治療効果に関連する因子の検討を行った。全例にMPHOSPH1およびDEPDC1抗原の発現は認めたが、発現強度と腫瘍のグレードやステージの間に相関は認めなかった。80%以上の症例でワクチン投与後にCTL誘導を認め、経過観察中にもCTL誘導は維持されていた。ワクチン投与部位の反応(発赤、腫脹、硬結)を認めた症例は、認めなかった症例に比較して、再発率の低下を認めた。Performance Status、CTL誘導およびワクチン投与部位反応が、ワクチンの治療効果の関連因子として同定された。
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