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2011 年度 実施状況報告書

プロテオーム解析を用いた良好胚獲得のための基礎的検討および新規排卵誘発方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 23791827
研究機関名古屋大学

研究代表者

後藤 真紀  名古屋大学, 医学部附属病院, 助教 (90378125)

研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2013-03-31
キーワード卵胞液 / プロテオーム解析 / 顆粒膜細胞
研究概要

名古屋大学医学部附属病院内体外受精施設で申請者等により採卵を行い予め同意を得ている症例の卵胞液を症例毎に回収し、プロテオーム解析を行った。同一症例において、受精の有無や胚グレード、妊娠成立胚であるかどうかなどの因子についての比較検討および、年齢、卵巣の反応性、多嚢胞性卵巣症候群/PCOSの有無などとの関連についての解析を行った。各卵胞からの検出タンパク数は平均68.0±37.0であり、妊娠成立胚由来卵胞では64.1±46.1、非妊娠成立胚由来卵胞では72.0±29.2であった。年齢で比較すると、35歳以上の症例(n=3)および35歳未満(n=3)において、検出タンパク数はそれぞれ65.6±14.8、70.5±52.7であった。PCOS症例(n=2)と非PCOS(n=4)の比較ではそれぞれ39.2±16.9、82.5±36.3であった。同一症例においても卵胞ごとに検出タンパク数には差を認め、また、患者背景によっても検出タンパク数は異なっていた。不死化ヒト顆粒膜細胞由来分泌タンパク質については現在プロテオーム解析を行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

ヒト卵胞液中のプロテオーム解析については順調に進展しているが、不死化ヒト顆粒膜細胞由来分泌タンパク質については予定の解析が終了していないため。

今後の研究の推進方策

不死化ヒト顆粒膜細胞由来分泌タンパク質についての解析を中心に進めていく。また、予定どおりに動物モデルを用いた検討を開始していく。

次年度の研究費の使用計画

予定通りに、試薬やアッセイキット、ラットの購入を中心に遂行していく予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 卵胞液プロテオーム解析を用いた卵胞発育および卵成熟機構に関与する因子についての検2011

    • 著者名/発表者名
      後藤 真紀
    • 学会等名
      第64回日本産科婦人科学会学術講演会
    • 発表場所
      大阪国際会議場
    • 年月日
      2011.8.30

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公開日: 2013-07-10  

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