人工前庭器の開発に関する研究 －両側前庭障害に対する新たなアプローチ－

2013 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 23791877
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 耳鼻咽喉科学
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 牛尾 宗貴 東京大学, 医学部附属病院, 臨床登録医 (70361483)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• キーワード: 前庭 / 半規管 / 前庭神経節 / 耳科学

研究概要

前庭神経節直接刺激型の人工前庭開発に向けて、モルモットを対象とした実験システムを構築した。また、前頭側頭開頭により前庭神経節を明視下におき、櫛状の多チャンネル型電極を刺入する手技を確立した。
現時点では、電気刺激により眼球運動を惹起することは可能となっているが、各半規管や耳石器を正確に個別刺激することは出来ていない。今後も前庭神経節刺激型人工前庭器の開発はすすめる予定であるが、同時に前庭電気刺激による前庭神経節細胞の保存も試みる。