脂肪組織由来幹細胞(ASC: Adipose Derived Stem Cells)、線維芽細胞はそれぞれ気管上皮層の再生を促進する。本研究では、ASCと線維芽細胞の長所を同時に生かすため細胞層状配列構造(3D Architecture of cell layered arrangement:3D-A)を作製した。ラットの気管傷害モデルに3D-Aを移植するとASC,線維芽細胞の単独移植より早期に正常形態に近く、機能的な気管上皮層を再生することが確認された。このハイブリッド3次元培養法の開発は気管再生医療に大いに貢献できる結果と考えられた。
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