副鼻腔炎患者を、①健常人(眼窩壁骨折患者)②喘息非合併患者 ③アトピー型気管支喘息合併患者 ④非アトピー型気管支喘息合併患者 ⑤アスピリン喘息合併患者の5群に分け、検討を行った。まず、鼻ポリープ、鉤状突起を採取して、IL-33の染色を行った。③、④、⑤群は好酸球浸潤の程度が強かった。また、。③、④、⑤群ではEG2陽性好酸球の比率が高い印象であった。しかし、③、④、⑤群ではIL-33は染色される傾向にあったが、有意な差は認めなかった。鼻ポリープから線維芽細胞を培養し、Alternariaで刺激を行った。線維芽細胞はAlternaria刺激で、濃度依存性にIL-6の産生は認めたる。しかし、IL-33の発現は認めなかった。継続する実験として上皮細胞を培養し、IL-33を発現させる因子を検討する予定である。
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