1)画像解析に有用なMATLABを用いて、撮像した前眼部の動画から1枚の画像を抽出し、一連の画像を連続して解析することで回旋運動を含めた眼球運動を測定できるプログラムの開発を行い、微細な眼球運動の上斜筋ミオキミアの評価ができた。 2)斜視患眼位・眼球運動を測定できる3次元(水平、垂直、回旋成分)の小型ビデオ画像解析システム、および完全暗室下にて撮影可能な高解像度カメラを用いた眼位測定システムを開発した。 3)完全暗室下でヒト患者が中心と思っている眼位を測定した。臨床でホールインカードテストで判定された優位眼との測定眼位との間に違いが見られた。ただし、より測定精度の高い方法を考える必要がある。
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