再来年度において重畳デバイスを用いた皮弁移植ナビゲーションシステムを臨床応用へ進めるべく、ブタを用いた動物実験を開始した。また現在の使用状況について形成外科手術手技学会において現状報告を行った。また、血管を扱う研究のため,研究伸展を目的に海外学会(american college of phlebology)へ参加した。ブタを用いた実験において、まずは重畳すべき血管の描出を目的に、ブタの胸,腹部、骨盤造影CT撮影を行った。結果として皮弁血管の良好な描出を得ることが出来た。今後、実際に血管走行をブタに重畳し皮弁挙上を行うことにより重畳表示の正確性、ナビゲーションシステムの有用性を検証を行い,臨床応用に向けて修正を行っていく予定である。 手術手技学会では重畳デバイスを用いた腹部血管の重畳イメージについての発表を行い、有用な情報発信を行うことが出来た。 海外学会参加により皮弁静脈還流について理解を深めることが出来有用であった。
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