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2011 年度 実施状況報告書

全身性炎症反応症候群SIRSにおける制御性T細胞Tregの検討

研究課題

研究課題/領域番号 23792069
研究機関北海道大学

研究代表者

久保田 信彦  北海道大学, 大学病院, 助教 (00399875)

研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2013-03-31
キーワード全身性炎症反応症候群SIRS / 自然免疫 / 敗血症 / 外傷 / 心肺停止 / 抑制性T細胞Treg
研究概要

北海道大学病院自主臨床研究(臨床研究番号:自010-0184、課題名:全身性炎症反応症候群における制御性T細胞の検討 )として前向き観察研究を施行している。平成22年11月25日~平成25年3月31日を実施期間とした。【研究の目的】敗血症や外傷、心肺停止症例といった全身性炎症反応症候群SIRSにおけるTregの動向を検討し、SIRSの治療に免疫制御療法を導入することへの可能性を探る。【対象患者および適格性の基準】北海道大学病院先進急性期医療センターまたは救急科に入院中の敗血症、外傷、心肺停止患者を対象とする。(1)同意取得時において年齢が20歳以上の患者(2)全身性炎症反応症候群SIRS基準(基準については略)を満たす患者(3)本研究の参加にあたり十分な説明を受けた後、十分な理解の上、患者本人または代諾者の自由意思による文書同意が得られた患者【評価項目(エンドポイント)】主要評価項目はCD4+CD25+細胞数とする。副次的評価項目として免疫活性度検査(ImmuKnow試薬による)、28日後死亡率、28日後集中治療室退室率、患者重症度(SOFAスコア、APACHE-IIスコア)。【実績の概要】上記実施期間において約30例の症例を検討した。数例において本研究のもつ可能性が示唆されたので別記学会において発表しているところである。SIRS症例全体におけるTregの傾向や病態との関連性は現在検討中である。左記(3)を達成するため今後さらに50例程度の症例が必要である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

・症例数は順調に達成できている・ただし今後さらなる症例の上乗せが必要である

今後の研究の推進方策

・下記試薬を用いてさまざまな病態におけるTregの動向を検討する・また症例を重ねることにより疾患予後との関連性や有意差を検討する

次年度の研究費の使用計画

平成23年度未使用額586,110円は平成23年3月分の旅費及びその月に購入したMBL CMI-4900 Imnu Know CD4 Immune セル Functi、その周辺機器等の支払いが4月以降となる為に生じたものである。【次年度の研究費の使用計画】・CD4,CD25,CD14,CD45,各種コントロール抗体(Tregの同定)購入・ImmuKnow(MBL)試薬ならびに測定キット、インキュベーター購入・日本救急医学会、日本集中治療医学会等の国内学会参加・アメリカ集中治療医学会SCCM等の国際学会参加

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012 2011

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 肝損傷後肝不全から敗血症、CMV感染症をきたした1症例2012

    • 著者名/発表者名
      久保田信彦
    • 学会等名
      第39回日本集中治療医学会総会
    • 発表場所
      千葉県 幕張メッセ
    • 年月日
      2012年3月1日
  • [学会発表] 肝損傷後生じた肝不全による免疫不全の1例~2011

    • 著者名/発表者名
      東山明日美
    • 学会等名
      日本集中治療医学会第20回北海道地方会
    • 発表場所
      北海道大学
    • 年月日
      2011年10月8日

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公開日: 2013-07-10  

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