研究課題
若手研究(B)
全身性炎症反応症候群systemic inflammaotory response syndrome(SIRS)は、1992年米国集中治療学会主導のもとに提唱された概念であり、外傷、敗血症、熱傷等の重症疾患によって惹起される急性炎症反応である。体温の上昇、心拍数増加、呼吸数増加、白血球上昇を診断項目とする。その本質は免疫細胞から発せられる大量の炎症性サイトカインによって生じるとされる。今回我々はその炎症反応または免疫反応を抑えるとされる制御性T細胞Tregについて検討した。結果、集中治療室に入る重症患者においては、このTregが上昇していた、つまり免疫抑制されているとされる患者では感染症の発症リスクが高いことがわかった。以上からこのTregを評価または制御することで感染症治療に大きな福音がもたらされるかもしれないことがわかった。
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Digestive Diseases and Sciences
巻: 56巻 ページ: 2361-2365
doi:10.1007/s10620-011-1649-3
Clinical and Applied Thrombosis/Hemostasis
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doi:10.1177/1076029611426138