研究課題
若手研究(B)
新規αリポ酸誘導体であるDHLH-Znの臓器保護効果を検討し、敗血症に対する新規治療薬剤としての可能性を模索した。敗血症ラットモデルにおける検討では、DHLH-Zn投与によって、酸化ストレスを制御することが示唆されたが、さらなる抗酸化作用の機序解明を目指し、ESR(電子スピン共鳴)装置を用いた、生体内の酸化ストレスの評価法の確立を試みた。生体試料の測定には、難渋したが、様々な検討を行う中で、より精度の高い測定法へと集約されてきた。